おとなって

2002年5月18日
やっぱり僕たちが泣きながら生まれてくるのって、生きることの悲しさを物語っているのだと思う。そして、多くの人は、成長する過程でそのことを忘れてしまうのだろう。生まれたその瞬間、僕たちは背負わされた悲しい運命に気付いてしまうのだろう。でもまだ無力な赤ん坊だから、泣くことしかできないのだ。

そして、「元気な産声を上げた」と手放しで喜ぶ大人。彼らの目には、いったい何が映っているのだろう。幸せと希望に満ち満ちた、子供の未来だろうか。少なくとも、その子が鬱に苦しむ姿などは見えていないだろう。

生まれたとき、僕は確かに泣いていた。でも慰めてくれる人はいなかった。
だから ぼくは
今もここで泣き続けている。

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